2020-03-17 (28)「内閣制度の成立」 日本近現代史ノート ①太政官制を廃止して、内閣制度を創設(1885) ②伊藤博文が初代の内閣総理大臣となった(第1次伊藤博文内閣) ③各省の長官を国務大臣とした ④総理大臣の伊藤博文(長州出身)をはじめ、薩長出身者が多数を占めた □薩摩出身の国務大臣 ・松方正義(大蔵)・大山巌(陸軍)・西郷従道(海軍)・森有礼(文部) □長州出身の国務大臣 ・井上馨(外務)・山県有朋(内務)・山田顕義(司法) ⑤総理大臣・国務大臣は天皇に対して単独輔弼責任を負った □輔弼とは天皇を補佐する行為のこと ⑥天皇側近の内大臣(初代・三条実美)を設置 □天皇御璽・日本国璽を保管、天皇の常侍輔弼の任にあたった □内大臣は内大臣府の長官であり、宮内省には属していない □内大臣は内府ともよばれた ⑦「府中(行政)と宮中の別」を制度化 □宮内省や内大臣は内閣の外に置かれた □初代・宮内大臣は伊藤博文が総理大臣と兼任 ・宮内大臣は皇室事務につき天皇を輔弼