(28)「内閣制度の成立」

太政官制を廃止して、内閣制度を創設(1885)

 

伊藤博文が初代の内閣総理大臣となった(第1次伊藤博文内閣)

 

③各省の長官を国務大臣とした

 

④総理大臣の伊藤博文(長州出身)をはじめ、薩長出身者が多数を占めた

□薩摩出身の国務大臣

松方正義(大蔵)・大山巌(陸軍)・西郷従道(海軍)・森有礼(文部)

□長州出身の国務大臣

井上馨(外務)・山県有朋(内務)・山田顕義(司法)

 

⑤総理大臣・国務大臣天皇に対して単独輔弼責任を負った

□輔弼とは天皇を補佐する行為のこと

 

天皇側近の内大臣(初代・三条実美)を設置

天皇御璽・日本国璽を保管、天皇の常侍輔弼の任にあたった

内大臣内大臣府の長官であり、宮内省には属していない

内大臣は内府ともよばれた

 

⑦「府中(行政)と宮中の別」を制度化

宮内省内大臣は内閣の外に置かれた

□初代・宮内大臣伊藤博文が総理大臣と兼任

宮内大臣は皇室事務につき天皇を輔弼