(19)「文明開化(宗教・生活)」

神仏分離令(1869)

□王政復古による祭政一致の立場から神仏習合を禁じた

神道国教化の方針を示した

・仏教を排斥し、寺院や仏像などを破壊する廃仏毀釈が起こった

 

②大教宣布の詔(1870)

神道国教化の推進を表明

・僧の島地黙雷らが神道国教化に反対、信教の自由を説いた

 

③祝祭日

□『日本書紀』の神武天皇即位日を太陽暦に換算して2月11日を紀元節とした

明治天皇太陽暦での誕生日の11月3日を天長節とした

④浦上信徒弾圧事件

□幕末、大浦天主堂落成の際、浦上のキリスト教徒が宣教師に信仰を告白(1865)

・幕府が信徒を捕縛(1867)

□信徒が改めて新政府に信仰を表明

・新政府は信徒を流罪とした(1868)

□列国の抗議により、信徒を釈放(1873)

 ⇒五榜の掲示キリスト教禁止の高札を廃止し、キリスト教を黙認した(1873)

 

太陽暦を採用(1873)

□旧暦の太陰太陽暦から太陽暦暦法を改めた

□明治5年12月3日を明治6年1月1日とした

□日曜日の休日制が採用されるようになった

 

⑥身なりの変化

□「ざんぎり頭」の髪型や、洋服の着用が広まった

・「ざんぎり頭」は文明開化の象徴とされた

 

⑦街並みの変化

□銀座通りにレンガ造りの建物が並んだ

□ガス灯やランプが使われた

□人力車、馬車などが利用された

 

⑧食事の変化

□牛肉などを食べるようになった