(18)「文明開化(教育)」

①文部省設置(1871)

 

②学制公布(1872):フランスを参考にした

□全国に小学校が設立された

・国民皆学を目指す

□全国を8大学区に分け、大学区を32の中学区に分け、中学区を210の小学区に分け、大学区ごとに大学校を、中学区ごとに中学校を、小学区ごとに小学校を、それぞれ1校ずつ設置する計画であったが、実現が難しかった

アメリカを参考にした教育令の公布(1879)によって、計画は取り止められた

 

東京大学設立(1877)

□昌平学校・開成学校・医学校を統合して大学校を創設、その後、大学に改称した

□大学を廃止して、開成学校を大学南校、医学校を大学東校とした

□大学南校を再び開成学校と改称、その後、東京開成学校と改称した

□大学東校を再び医学校と改称、その後、東京医学校と改称した

□東京開成学校と東京医学校を統合して東京大学を設立した

・その後、帝国大学と改称し(1886)、さらに、東京帝国大学と改称した(1897)

 

④様々な官立学校の設立

□教員養成のための師範学校・女子師範学校が設立された

□工部省が工業技術教育のための工学寮を設立(1871)、その後、工部大学校と改称(1877)

・付属機関として工部美術学校を設立(1876)、フォンタネージやラグーザが招かれた

⑤私立学校の設立

福沢諭吉慶應義塾新島襄同志社英学校、大隈重信の東京専門学校(のちの早稲田大学)津田梅子の女子英学塾(のちの津田塾大学)をはじめ、東京法学社(のちの法政大学)、明治法律学校(のちの明治大学)、英吉利法律学校(のちの中央大学)、関西法律学校(のちの関西大学)などが設立された