(41)「日露関係と日英同盟」
①日露協商論(満韓交換論)
□ロシアの満州での行動を認める代わりに、日本の韓国への優越権をロシアに認めさせようという考え
・同時に福建省に権益を拡大しようとする南進論でもあった
□伊藤博文・井上馨らが主張
②日英同盟論
□イギリスと同盟を結んでロシアをおさえ、韓国での権益を守ろうとする考え(北進論)
□山県有朋・桂太郎・小村寿太郎らが主張
③日英同盟協約締結(1902)
□ロシアの南下策に対抗して締結
□イギリスは「光栄ある孤立」の方針を転換して同盟を結んだ
□協約の内容
・日本の清国・韓国、イギリスの清国における利益を相互に尊重する
・日本またはイギリスの一方が他国と交戦の際は他方は厳正中立を守る
・日本またはイギリスの一方が2か国以上と交戦の際は他方は援助・参戦する