①文久の改革(1862)
□薩摩藩の島津久光(藩主・島津忠義の父で前藩主・島津斉彬の弟)による改革
・公武合体路線の改革
□朝廷の勅使・大原重徳を奉じて江戸に行き、幕府に改革を要求した
□改革内容
・松平慶永を政事総裁職とする
・徳川(一橋)慶喜を将軍後見職とする
・松平容保(会津藩主)を京都守護職とする
のちに京都守護職の配下に新選組(近藤勇ら)が置かれた
・参勤交代を3年に1度に緩和
・蕃書調所を洋書調所に改める
・西洋式軍隊を採用し、幕府陸軍などを設置
□伏見の寺田屋に集まった薩摩藩の尊王攘夷派が、島津久光の命令で殺害・捕縛された
・島津久光が江戸で幕府に改革を要求するために、薩摩から京都に入った際の出来事
□島津久光の一行が江戸から薩摩に帰る際、横浜近郊の生麦で行列に乱入した騎馬のイギリス人を、薩摩藩士が殺傷した